2015年06月14日

反対派の皆さんに穏やかに・・・

原発なしで
この国の経済活動が

スムーズにできるのならば
それにこしたことはないと思っています。

それは私に限らず、誰でもそう思っていると思います。

にも関わらず
私は、今は未だ脱原発をする時期ではない

そう思っていますが
今回はその訳を、数字を示し、詳しく述べたいと思います。


東日本大震災前と比べると

家庭の電気料金は、約2割上昇しています。
企業の電気料金は、約3割上昇しています。


原発無しでも

この程度の上昇で済む
現に今、原発無しでも電力は足りているじゃないか

まことしやかに
このように発言する人が、多数いますが

皆さん、本当にそうなのでしょうか?問題ないのでしょうか?


その間、原油の値段は
たまたま約半値に暴落しましたが

もしそうなっていなかったら

家庭の電気料金は、約5割
企業の電気料金は、約6割、上昇していたそうです。

個人は、悲鳴の中、耐えたとしても
製造原価が大幅に上昇する企業が、それで世界と戦えるのでしょうか?


一年後に、原油の値段が、元に戻る
そうならないとは、誰も断言できません。

「たまたま」「運に頼って」最重要な国家戦略を組むわけにはいきません。


東日本大震災前

日本の発電量のうち
約3割が原子力発電でまかなわれていました。

全ての原発を停止させた電力会社は
停止させていた古い老朽火力発電所までも強引に復旧させ

緊急避難的にその老朽発電所を使用し続けていますが、限界が近づいています。


火力発電の燃料である石油、石炭、天然ガスは
そのほとんどを、諸外国から輸入していますので

電力会社の火力発電の燃料費は
東日本大震災の2010年から2013年にかけ

年間4、1兆円、増加しています
一日当り、約100億円超のお金を、支払いしているのです。

1ドル120円前後の円安で、約4、1兆円
これがもし数年前の1ドル80円の円高に移行すれば、約6兆円!!!になります。


これもまた、「たまたま」

円安、原油安に救われて、たまたま・・・

円や原油の価格が、大震災前のレベルに戻ったら
日本国の経済は、大袈裟かもしれませんが、崩壊すると思います。


そうならないために、今は未だ「ベストミックス」

火力発電9割から
いち早く脱皮しなくては、危険過ぎます。

特定の発電に依存し過ぎると、あまりにもリスクが大き過ぎます。


火力9割は、地球環境にも、悪影響を・・・

安全性が確認された原子力発電、また再生可能エネルギーを含め
バランスよく使っていくことこそが、地球全体、日本国の国益に叶うことだと思います。


(数字は、細野真宏さんの著書を参照)





Posted by まじみっちゃん at 06:00