2015年02月19日

ホント頭が下がる凄い人です

「憎しみの連鎖を断つ」

その講義に
是非とも活用していただきたいのが

以前もこのブログで紹介した下記の話です。


1945年2月、マニラ市街戦

日米決戦に巻き込まれ
10万人以上のフィリピン人が命を奪われました。

その際に妻と3人の子供の命を
日本人に奪われたのが、「エルピディオ・キリノ」です。


そのキリノ
3年後にフィリピンの大統領になりました。

憎き日本兵は
B級C級戦犯として刑務所に収容されていましたが

憎き日本人を即刻死刑にすべき、そんな声が大勢を占めていたようです。


そんな世論の中

キリノ大統領は
終戦から8年後、全ての日本人戦犯を、恩赦しました。

その時に、フィリピン国民に対し
キリノ大統領が、発言した内容は

「日本人によって妻と子供3人を殺害された私は
この世の誰より、彼らをもっとも許しがたい立場にありました。

だが私は許すことにした。

なぜ許すのか、その目的はたった一つ、憎しみの連鎖を断つためです。」


「人は人を許さないから苦しむのです
だからフィリピン国民の皆さん、許しの尊さを理解して欲しい」

その声に、フィリピンの世論は真っ二つに割れ・・・

その結果、キリノ大統領は、次の大統領選挙では、歴史的大敗しました。


しかしキリノ大統領の英断により

当時日本中が興奮の坩堝と化したようですが
1953年7月22日、108人の日本人戦犯全員が、無事に帰国したのです。


フィリピンへ行き
女遊びだけに精を出している度スケベな皆さん

たまには、10回の渡航のうち1回だけでも
キリノ元大統領の墓を訪れ、手を合わせ、感謝の気持ちを述べたらいかがでしょうか?





Posted by まじみっちゃん at 22:00