2015年08月10日

この書籍は読みたくないかも

日本軍人として
実際に戦場で戦った

吉岡義一さんが
思いのたけを綴った出版本です。


吉岡義一著「零の進軍」より


食糧の補給がない戦い

ということは

現地の住民を襲い
全ての食糧を没収しろ

逆らう奴は、殺せ
従う奴は、荷物運びとして使え


現地の住民にしたら
食糧を全て奪われ、荷物を運ばされ

逆らうと、殴られ、最終的には殺される

そんな日本軍人
現地の人にしたら、鬼以外のナニモノでもないはずだ。


ひとたび戦争という歯車が
回転しはじめると、常に弱者が犠牲になる

戦争が、人間の心を完全に抜き取り、獣以下に落すのだ。


それは、日本軍の非情というより
軍隊とは、戦争目的のためならば

どんな残酷なことでも、平然と実行していくものなのだ。


戦後、中国に抑留され
中国人の家庭で、農作業に従事したが

一生懸命に働いたら
中国を相手に戦争をした国なのに

中国人は、日本人の私に、優しく接してくれた。


中国の人達との心の交流により

何の恨みもない民族同士が
殺し合う戦争の不条理を、心の底から再認識させられた。


民族が違うだけで殺し合う
何の恨みもないのに殺し合う

それ以上に、残虐な行為は、この世の中には、絶対にないはずだ。



戦後70年、色々な証言が・・・

もっと戦争体験者の親父に
積極的に、話聞いておけばよかった

思うのは、そんなことばかりですが、昔の日本人って、本当に逞しいですね。







Posted by まじみっちゃん at 18:00